『せっかく沖縄に来たんだから、美味しくて本格的な沖縄料理が食べたい!』
そんなあなたにピッタリのお店が、うるま市にある海中道路を渡った先の浜比嘉島にあります。
お店の名前は「てぃーらぶい」。沖縄の古民家に作られた小さな食堂です。
初めて来たのに、なぜかホッとする。そんな懐かしい雰囲気の中でゆったりとした時間を楽しみつつ、昔ながらの美味しい島ごはんを食べてませんか?
■サクッと読むための見出し
駐車場からてぃーらぶいまでの道を紹介
駐車場からすこし歩くと見えてくるてぃーらぶい。周りにも同じような古民家がたくさんあるので、最初は食堂だと気づかずに通り過ぎてしまいました。笑
↓駐車場
↓矢印の方向にまっすぐ進んでください
↓お店の入り口には表札があります。てぃーらぶい到着!
さっそく、中に入ってみましょう!
↓門から中に入ってすぐに、外からの目隠しと魔除けという2つの意味を持つ「ヒンプン(四角い塀)」があります。
↓中庭
↓お店の外観。沖縄の古民家といえば、この赤瓦屋根が特徴ですよね〜。
↓玄関では、赤瓦を使った手作りシーサーがお出迎えしてくれます。
お店の近くにはビーチがあって、泳いだあとにご飯を食べに来るお客さんも多いみたいです。
ただ、足についた砂は洗ってから店内に入ってくださいね。そうしないと、オバァに怒られちゃうみたいですよ!笑
内観
なんでだろう。
てぃーらぶいに来たのは初めてなのに、すごく落ち着くんです。久しぶりにおばあちゃんの家に遊びに来たような、そんな感覚。
店内はすべて畳席になっています。けっこう広いので大人数でも大丈夫そう。
床の間には、三味線や冬瓜などが飾られています。

ん、、、?冬瓜??

冬瓜がこんな場所にあるのも謎なんですが、なによりその大きさに驚きました。笑
この冬瓜一つで20人くらいはお腹いっぱいになるんじゃないでしょうか。
その他、大きな掛け時計があったり、
かなり年季の入ったアイロンやオーディオなんかもあります。
↓てぃーらぶいTシャツ
置かれている雑誌なんかも、かなり古いです。
なんだか、時代をタイムスリップしてきたみたいでワクワクします(*^^*)
ここに住んでいた昔の人は、どんな遊びをして、どんなごはんを食べていたのかな〜なんて考えるのも楽しいですね♪
メニュー
メインとなるのは、
①冬瓜の汁膳(鶏手羽入り)
②中身汁膳(豚もつの吸いもの)
こちらの2つの汁膳です。
お値段はどちらも1480円。
さらに、汁膳についてくるごはんを
①もずく入りじゅーしー(炊き込みごはん)
②もずくの佃煮のせごはん
以上の二種類から選ぶことができます。
そんなにお腹が空いてないよ〜という人は、冬瓜の汁、中身汁どちらも単品で頼むことができますよ。ご飯付き。
また、冷やしもずくソーメンやじぇんざい(ぜんざい)などもあります。
ドライバーじゃない方は、沖縄を代表するオリオンビールを注文してみるのもおすすめです。
僕が注文したメニュー
今回ぼくが注文したのは中身汁膳です。一緒に来た妻は冬瓜の汁膳を注文しました。
選べる二種類のごはんですが、もずく入りじゅーしーともずくの佃煮のせごはんの両方を頼もうとしたら、お店についたのが閉店間際になってしまったということもあって、佃煮のせごはんの方が売り切れてしまっていました。
ということで二人とも、もずく入りじゅーしーを選択。佃煮のせごはんは次回の楽しみにとっておきます。
中身汁膳
こちらが中身汁膳。
中身汁(豚もつの吸いもの)ですが、沖縄ではお祝いごとやお正月、お盆などで親戚一同が集まった時によく振る舞われます。
もちろん、沖縄を代表する郷土料理ですから特別な日じゃなくても食べることはありますが、『ごちそう食』といった側面が強く、僕を含め沖縄県民は中身汁が大好きです。

↓そして、こちらがじゅーしー(沖縄風の炊き込みご飯)です。
僕、本当にじゅーしーが大好きなんですよ。沖縄そば店に行っても、そばとセットで必ずじゅーしーを注文するくらい。
沖縄料理全般とじゅーしーの相性は抜群なので、ぜひ食べてみてください。
↓お次はこれ、なんだと思いますか?
正解は、ジーマーミ豆腐の揚げ物です。
僕は見た目だけではぜんぜん分からなくて、食べてみて初めて何なのかが分かりました。笑
ジーマーミ豆腐とは、落花生(ピーナッツ)を使って作られた沖縄の郷土料理のこと。
なめらかな舌触りともっちりした食感が特徴で、砂糖醤油ベースの甘いタレをかけて食べるのが一般的な食べ方。小腹が空いたときにおやつなどで食べることが多いかな。
ジーマーミ豆腐を揚げ物にしたものは初めて食べたのですが、なんとビックリめちゃくちゃ美味しいじゃないですか!笑
サクッとして少ししょっぱい衣と、ほわほわであたたかいジーマーミ豆腐の相性がこんなに良いなんて。
これは新しい発見な上に、お家で真似して作れそうなのでこんど試してみることにします(*^^*)
↓とびいかの味噌和え
柔らかいとびいかと、香ばしく焼かれたネギを甘めの味噌で和えたもの。
味が濃い目なので、じゅーしーがどんどん進みます。
↓冷やしもずくソーメン
これまた、ありそうで無かった料理ですよね。
ソーメンともずくを混ぜて、アクセントにしょうがを少し。色合い的にもキレイだし、ちゅるっとすすって食べられるのが良いです。
ジーマーミ豆腐の揚げ物といい、もずくソーメンといい、てぃーらぶいは美味しいアイデア料理がたくさん。
↓ふーちゃんぷるー
ふーちゃんぷるーも、沖縄の代表的な家庭料理です。
ぼくは居酒屋などに行ってもけっこう注文して食べます(*^^*)
こちらも、けっこう濃い目の味付けで美味しかったなあ。僕みたいな味クーター(濃いめの味付けが好きなひと)にとって、てぃーらぶいの料理はドンピシャだと思います。
↓付け合せの漬物
以上が、中身汁膳の全容になります。
中身汁膳を注文しただけで
- 中身汁
- じゅーしー
- ジーマーミ豆腐の揚げ物
- とびいかの和え物
- 冷やしもずくソーメン
- ふーちゃんぷるー
と、なんと6種類もの沖縄料理を一気に味わえます。これはかなり嬉しいポイントですね〜。こんなに一気に味わえることって中々ないと思いますので、ぜひ食べてみてください!
冬瓜の汁膳
こちらが、冬瓜の汁膳です。
さきほど紹介した中身汁膳の中身汁が冬瓜の汁に変わったという点以外は同じ内容になっています。

口に入れたらあまり噛まなくてもすぐ溶けてしまうほど柔らかく煮込まれた冬瓜は、味が染み込んでいて本当に美味しいです。
本土ではあまり冬瓜を食べないそうですが、こんなに美味しいものを食べないなんてもったいない!笑
さらに、沖縄でも珍しいですが冬瓜の汁に鶏手羽が入っていました。こちらもよく煮込まれていてホロホロで最高でした。
中身汁も美味しいですが、冬瓜の汁もめちゃくちゃ美味しいのでオススメです。
まとめ
ずっと行ってみたいと思っていた、てぃーらぶい。
初めて行ったのに、どこか懐かしい気持ちになってすごく安心する、そんな優しいお店でした。
もちろん、昔ながらの沖縄料理は本当に美味しくて、何度でも通って食べたくなるほど。
どこかで美味しい沖縄料理が食べられるお店を探している、という地元の方。せっかく沖縄に旅行で来たんだから沖縄っぽいものが食べたい!という方。
ぜひ、てぃーらぶいに足を運んでみてくださいね(*^^*)
店舗情報
店名 | てぃーらぶい |
電話番号 | 098-977-7688 |
営業時間 | 11:00〜16:00 |
定休日 | (火)・第2(日)・第4(水) |
住所 | 沖縄県うるま市勝連浜56 |